小さな喫茶店でアルバイトをしたことで良い社会経験を積むことができました

今回の「アルバイト裏話・体験談」は、ゆりこさん（39歳　女性　愛知県　会社員）からの投稿です。

2002年くらいに、喫茶店のホールのアルバイトをしていました。

自宅から近くに喫茶店があったので行きやすいと思ったのがきっかけです。

喫茶店のアルバイトなら私にもできるのではないか、と思いました。

喫茶店のアルバイトは勉強になることが多かったです

具体的な仕事内容はホール全般です。

来店したらお客様を席に案内し、メニューを聞いて、食事を運び、レジをして片づけをします。

一連の流れをすべてやります。時には調理補助もして、簡単な料理はしていました。

ランチの時はサラダを作ったり、飲み物も作りました。

時給は800円くらいでしたが、あまり高いものは忙しくて大変だというイメージだったので、当時の自分自身としては妥当だったと思います。

あまり大きくない喫茶店だったのですが、朝と昼は混雑して、一人でホールを回すこともありました。

一人で全部しているという感覚がその時の私にとって楽しかったです。

とても大変でしたが自分でもこれくらいのことができるんだ、という楽しみがありました。

また、大型店でマニュアルがしっかりしているのではなく、個人店だったので、厳しい面もありました。

マスターはマナーには厳しい人で、時間にもうるさいです。

マスターに叱られたことで仲良くなれました

一度遅刻したときに叱られたのですが、心に響きました。

すぐに辞めようとした私に、「辞めるのは簡単だけど続けるのは難しい」と言われて、最初は悩み嫌だったけどまた続けることにしました。

そこでマスターとの壁が無くなったように感じ、結局二年くらいは働きました。

小さな喫茶店ですが、常連という方がいて注文を聞かなくてもオーダーを通して、お運びをするお客様が居ました。

そのような方とはたまに雑談したりして、会話が楽しめたのもよかったと思います。

自分が運んだコーヒーで笑顔になってくれたのがうれしかったです。

またアルバイトにはまかないがついていて、おいしかったです、休憩時間に食べていました。

時に、いただいて使わなくて余っている野菜を持って帰ったこともありました。

そういうのは喫茶店ならではのメリットだと思います。

ただお店が狭かったので、バイト自体の人数が少なくバイト仲間はあまりできませんでした。

2、3名はいることが多いですが、多くの人とわいわいしながら働きたい人は合わないと思います。

その代わりお客様やマスターやママさんとは仲良くなりましたが、家族のような感じです。

私はアルバイト経験があまりなくて今回のバイトを始めたのですが、すぐに始められたことは良かったです。

特にとても難しいことはありませんでした。

ただ、ホールが本当に一人になって、忙しい時期に入るとすべて自分でやることになるので、自分で考えながら仕事をしました。

お客様が帰っていきお店が混雑から解消されていくと、やっと解放されて安堵した記憶があります。

でもこのようなことが何度もあると、だんだん鍛えられて責任感も身につくようになりました。

良い社会経験を積むことができました

私の場合はマスターに怒られたことも成長のひとつでした。

多分他から見たら怖いと思われるタイプですし、最初はとても不安でしたが、だんだん仕事に慣れてきて笑顔で話せるようになった時にとても達成感がありました。

大きなチェーン店でひとつひとつマニュアルを確認してその通りにできるようになるのもアルバイトの楽しさとも言えますが、個人店でバイトをするのも違う学びがあると思います。

それだけ人と深くかかわる必要がありますが、社会に出る前のマナーを身に着ける面では役に立ったと思います。

アルバイトの経験をあまり持っていない人もいますが、確実に社会に出るステップにはなります。アルバイトでいろいろな経験をすると楽しいですし、役に立つこともあります。

内容にこだわらずあまり毛嫌いしないでバイトを始めるのが良いです。

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