高校生の頃始めたスーパーのアルバイトでとても良い社会経験をしました

今回の「アルバイト裏話・体験談」は、たまこさん（24歳　女性　神奈川県　介護士）からの投稿です。

わたしがアルバイトを始めたのは高校2年生の16歳の頃です。

当時は運動部に入っていましたが、辞めるきっかけが欲しくて知人に紹介してもらったスーパーでアルバイトを始めることにしました。

初めてのアルバイトでスーパーは大変でした

アルバイトの内容は、レジ打ちが基本でしたが時々品出しをやったりしていました。

最初は接客業ということで、とても苦戦しました。

大きな声、笑顔、お客様への気配り、など初めてのアルバイトでレベルの高いスーパーにしてしまったので、始めた頃は後悔していました。

レジ打ちに慣れることにも1ヶ月程かかりましたが、素人ながら一生懸命にやっていたことが評価されてきました。

お客様に顔と名前を覚えていただいたり、社員やパートの方に頼りにされたり、とても嬉しかったです。

時給は850円ほどでしたが、週4くらいで部活そっちのけでアルバイトをやっていました。

お金を稼ぐ大変さや、人との付き合いなど色々学ぶことができました。

迷惑客に絡まれアルバイトを辞めたくなりました

アルバイトを始めてから約4ヶ月くらい経った頃、初めて挫折というものを味わいました。

お店からも社員からも問題視されている70代くらいの男性のお客様が来店されました。本当にくだらないようなことで怒りをぶつけてくるような男性でした。

例えば、割り箸を入れ忘れた、レジ打ちの速度が遅い（私はそこまで遅くありませんでした）、などアルバイト店員だけでなく、パートさんや社員さんにも平気で文句を言うような方で、皆さんから嫌われていました。

たまたまその男性が来店された日、わたしのレジに並びお会計をしました。何が原因だったかは当時、ショックを受けすぎて覚えていませんが、暴言ばかり吐かれたことを覚えています。

｢バカじゃねえのか｣、｢何考えてるんだ｣、｢そんなことも分からねえのか｣、｢ふざけるな｣と傷付くような言葉を短い時間でひたすら浴びせられました。

その時はなんでわたしが…と思いながら、目頭を熱くしたまま並んでいたお客様のレジ打ちを終わらせました。

終始みていたお客様から、｢あんな人の言うこと気にしなくていいのよ、あなたとても上手だから｣と励ましの言葉を頂きましたが、それ以上に男性客から言われたことが悔しくて、辛くて、アルバイトを辞めたいと思うほどでした。

そんなわたしを見て、パートさんが｢裏のバックヤードで休んでおいで｣と気を使って頂き、休ませてもらうことにしました。

バックヤードに行くなり、事務室でずっと泣いているわたしを店長や事務員さんが励ましの言葉をくれました。

｢あんな人気にせず、辞めないでね。｣など言って頂きました。

1時間以上、バックヤードで休ませていただきましたが、レジチーフの方は帰っていいよと言ってくれましたが、何だか今帰ってしまったら負けてしまうのではないかと思って意地で帰りません！と言い、終業まで勤めました。

次の日、パートさんに｢よく頑張ったきたね、偉いね｣と言っていただきました。

その時、昨日帰らずに頑張ってよかった。

今日も辛いからと言って休まないでよかったと思えました。

アルバイトで感じた嫌なことも社会経験だと思えました

嫌なことはどの職業、アルバイトでもあると思いますが、社会経験になって良いと思います。

特に接客業は人と関わる仕事になるので、言葉遣いや気配りの仕方を学ぶことが出来ると思います。

わたしも上記のような嫌な経験をしましたが、高校でアルバイト辞めたあと、専門学校でまた同じスーパーの別支店で2年間働きました。

様々な年齢層のお客様と関われたことで、現在社会人になって、介護福祉士として働いていますが、とても良い経験になりました。

今でも働いていたスーパーに顔を出すと社員の方々に声をかけて貰えます。頑張ってよかった、楽しかったと思うことしかありません。

あの時支えていただいた方々に、いまでも感謝しています。

---