楽で怪しいグレーな高待遇のアルバイトを引き受ける時は自己責任で

今回の「アルバイト裏話・体験談」は、カズさん(40代前半 男性)からの投稿です。

工場勤務や解体作業、深夜の肉体労働をしながらその日暮らしの生活をしていたカズさん。
毎日金欠の苦しい日々を送っていました。
ある時、友人から「労働時間2時間で日給4万円」という破格な条件のアルバイトを紹介されます。
仕事の内容は深夜の時間帯に船から荷物を陸地に運びだすという簡単な内容。
あまりにも怪しいこのグレーなアルバイトを体験したカズさんがその当時の体験談を投稿してくださいました。

アルバイト裏話・体験談コーナー
短時間で高収入だけどグレーな怪しいアルバイト

アルバイト裏話・体験談

投稿者:カズさん(40代前半)
アルバイトの職種:荷物の運搬
アルバイト時の年齢:20代前半・2000年


当時、プラプラしてその日暮らしをしていた私…

もちろん、金はナイ!

財布の中はいつも、小銭ばかりだ!!

工事現場のお手伝いや解体作業。

そして、深夜の工場で肉体労働に明け暮れる日々。

日雇い労働者として食い繋いできた。

友達から紹介された2時間で日給4万円の怪しいアルバイト

そんなある時、とある友人からバイトを紹介された。

そのバイトというのが、あまりにも高待遇で正直、紹介された時は半信半疑だったが、「労働時間2時間で日給4万円」といった破壊の条件に、ついつい乗ってしまったんです。

その仕事の仕事内容は、港に停泊した船から、段ボールに包装された『何か?』を運び出す仕事だ。

時間帯は深夜の2~4時。

私達が船から陸地に運搬した荷物はそんなに重くはない。

むしろ、軽くて楽でした。

単純な軽作業と言ってもイイぐらいの超楽ちんな仕事でした。

内容だけは…

「一体、中身は何なんだろうか?」と、最初は思ったが、ホンネはそんなことはどうでも良かった。その時はお金がどうしても欲しかったんで…

今となっては、私達が運んだ中身の正体を知る術はありませんが、おそらく、ヤバいモノだったに違いない!

今回紹介させて頂く、私が体験した限りなく黒に近いグレーなバイトは、深夜の時間帯に船から荷物を陸地に運びだす仕事です。

怪しい見た目の依頼主に連れられて夜中の横浜の港へ…

その1日の流れを簡単に説明します。

私と友人は、バイトの依頼主から指定された集合場所(PM11:00)に行くと、そこ(浅草某所)には他にも5人の応募者が先に待っていた。

彼らも私達同様の負け組の面構え、雰囲気を醸し出している。年代も多分同じくらいで20代前半といったところでした。

私達を含め、そこに集結した計7人の勇者達がそこで待っていると、一台の黒いワンボックス車が到着。

車の中には運転手と責任者と思われる厳つい男が2人。

どう見ても怪しい2人です。

でも、口調はまろやかで紳士的!

何者なのか?さっぱりわかりません。

すると、責任者らしき1人の男性が車から降りてきて、私達に仕事の内容を簡単に説明。

その口調からは悪い人には思えなかったが…でも、やっぱり見た目はカタギにはみえない!

明らかに、893でした。

仕事の内容を説明された私達は車の中に入り、無言のままバイト場所まで車に揺られた。

車を走らせること約3時間。

深夜2:00ぴったりに現場に到着。その場所は横浜の港。

バイト当日は11月中旬の肌寒い季節。

あっという間に作業は終わり無事に仕事は完了

私達7人は早速仕事に取り掛かった。

仕事内容は既にお伝えしたように、港に停泊した船から荷物を陸揚げし、用意された違う車に運び出す軽作業だ。

中身は何なのか?はわからないが、荷物は軽くてとっても楽。

船から車へ。

10回往復するだけの簡単な仕事だ。

実際、危険なことや、大変なことは何ひとつなかった。

怪しいこと以外には….

あっという間に作業は終わり、時間を確認するとAM3:30分。

予定よりも早い終了でしたが、その場できっちり4万円をゲット!

作業が全て完了すると、車で集合場所だった浅草まで車で移動。

送迎つきで高待遇。

私達はみんなホクホクで家路についた。

私と友人はそのバイト代を握りしめ、吉野家で豪遊!

お腹いっぱい、牛丼を食らいました。

怪しいグレーなバイトは自己責任で…

良い意味で美味しいバイト、悪く言えば、かなり怪しい仕事。

私が経験したそのバイトはどちらの要素があるのか?は今となっては知る術がありませんが、今やるか?と言われれば間違いなく引き受けないと思います。

今現在では、私も少しだけ成長し、大人になり、家庭も持つことができたので、この時のバイトの体験談は墓場まで持っていこうと思っていましたが、先日たまたまあの時のような光景を見てしまったんです。

深夜近くに、何かをまっているだろう?何名かのグループが、そこに現れた車に乗り込む団体様を…

その光景を目撃した私は、あの時の記憶がまた甦えってきたんです。

「荷物の中身は何だったんだろう?」と…

誰かに言いたくてたまらない。

でも、言いたくはない気持ちもある。

そんな狭間に揺られて、居ても立っても居られなくなり、たまらずあの時の怪しいバイトをした体験談を紹介させて頂きました。

世の中には色々な仕事があります。

楽な仕事や美味しいバイト!

しかし、美味しいバイトには、やっぱり何か必ずワケがあるので、そのようなバイトをする時には自己責任でお願いします。

カズさん、投稿ありがとうございました。
限りなく黒に近いグレーなバイトは神秘感があって、投稿を読むときはとてもワクワクしました!
こういう裏バイトをやる勇気や経験もありませんので、こういった裏話を聞くと、やはりこの社会では常に誰かさんが裏で動いてるような実感があって、とても面白い裏話です。
ですが、こういうグレーなバイトは確かに楽かもしれませんが、その割にはやはりある程度の危険性がある可能性もゼロではないので、リスクをきちんと考慮した上にご参加してください。
割のいいアルバイトでも犯罪には手を染めないようにご注意くださいね。