小さなミスから大きな教訓を得た、中学受験専門学習塾での試験監督体験
今回の「アルバイト裏話・体験談」は、ののほさん(40代前半 女性)からの投稿です。
小学生を対象にした中学受験塾での試験監督バイトをしていたののほさん。
塾内で月に数回行われる試験時に、問題用紙を配ったり、試験開始後に机間巡視をしたり、終了時間のアナウンスをして回答後の問題用紙を集めたり、等の一般的な試験監督の仕事です。
採用試験では好きな科目を1つ選んで80点以上合格の試験をするものの、高校入試レベルほどの難易度でギリギリの合格になってしまいました。
バイト仲間との情報共有でバイト生活を充実させ良いアルバイト経験ができたと感じたと語ってくださいました。

アルバイト裏話・体験談
投稿者:ののほさん(40代前半 女性)
アルバイトの職種:試験監督
アルバイト時の年齢:30代前半
今から7~8年前、子どもを出産し専業主婦をしていましたが、社会との繋がりも欲しくて外で働きたいと思うようになりました。
子どもがまだ小さく保育園に入れるほどがっつり働きたいわけでもなくて、夫が仕事休みの土日にたまに働けるくらいのものがあれば…と探していたときに見つけたのが学習塾の試験監督のアルバイトでした。
専業主婦からの挑戦!子育てと試験監督バイトの両立でつなぐ社会復帰
中学受験専門の学習塾で生徒は小学生のみ、月に数回塾内の試験が行われ、その試験監督をするのが仕事です。
仕事内容は、1人1教室を担当して各科目の試験ごとに試験用紙、問題用紙などを配り、試験が始まったら机間巡視をしながら終了時間まで教室内で監督し、自分で終了時間のアナウンスをし、問題用紙を集めて枚数を確認します。
確認出来たら生徒たちはトイレ休憩、自分は職員室に問題用紙を持って行き、次の科目の問題用紙などの準備をします。
それを全科目終了まで繰り返します。
テストが始まるまではとても忙しく、ミスは許されないという雰囲気なのでとても緊張感がありますが、難しい仕事ではないです。
ですが一度ちょっとしたミスをしてしまったことがあり、校長先生にめちゃくちゃ怒られてしまって怖かったこともありました。
ハイレベルな採用試験で塾講師の経験が活きた崖っぷち合格
そして、勉強を教えたりするわけではないのに採用試験がありました。
算国理社数英の中で好きな科目を1つ選び、私は数学を選んだのですが高校入試レベルくらいの問題でした。
数英以外だったら中学入試の問題だったのかもしれません。
少し記憶があやふやですが確か8割が合格点だったような気がします。
私は元々塾講師の経験もあったので自信がありましたがブランクがあったのもあるのかギリギリの合格でした。
現役大学生or大卒が応募条件◆休憩時間も時給が発生するお得なバイト
また、そもそも応募の条件が現役大学生または大卒でした。
その塾では試験監督とは別に、試験終了後に子どもたちを駅まで引率するアルバイトの人もいましたが、その人たちも現役大学生か大卒が条件でした。
どちらも教えるわけじゃないのに厳しいなぁと思った記憶があります。
時給は当時1000円で、高くも低くもなかったですが、休憩時間も勤務時間に入ってて時給が発生するのでお得でした。
その休憩時間というのがはっきりと決まってなくてその日の担当する教室の試験スケジュールによって20分だったり30分だったり40分だったり、マチマチでした。
そしてその休憩時間に、お弁当が支給されたのがとても嬉しかったです。
近くのスーパー(ちょっと高級なスーパー)のお弁当で、2~3種類買ってきてくれていて先に休憩に入った人から好きなのを選んでいけるシステムでした。
飲み物は1.5Lや2Lのお茶とソフトドリンクがこれも2~3種類と紙コップが用意されていて各自好きに飲んでいました。
バイト仲間との情報共有で充実したアルバイト生活へ
どの日の仕事をするかというのは好きに選べて、月に1回くらいメールで「来月の試験日程」というのが送られてきて、試験の開始時間や終了時間はその試験によって違うのと、近くにいくつか校があるのでその校ごとにも募集があり、交通費も支給されるのでその都度どこに応募しても良かったです。
アルバイトのメンバーはほとんど会話することもない感じでしたが、一度だけ帰宅が同じタイミングになった女性と少し話したら
「○○校は校長先生もすごく優しくていい感じですよ。」
などの情報を教えてもらえました。
その後2人目の子どもを妊娠し、その子が2歳になってからは保育園に預けて普通に働くようになったのでもう7~8年前の話ですが、今思い出しても結構良いアルバイトだったなぁと思います。
今はコロナ禍でこの仕事がどのように変わっているのか、または変わっていないのか、分からないですが
子どもたちが大きくなって土日に家族で過ごすことも減ってきたらまた副業としてやってみるのも良いかなと考えています。
ののほさん、投稿ありがとうございました。
塾講師や塾内試験監督のアルバイトは、大卒や大学在学中の条件があるものの、場所によってはお弁当の提供や柔軟なスケジュールなどの多くの魅力的な要素があります。
シフトの選択肢が広く自分の都合に合わせて働けるため、パートナーに育児を任せられる週末に働ける点が特に専業主婦(夫)の人にとって大きなメリットです。
また、試験は様々な教科を1日で行うためお弁当や飲み物が提供されることも多く、食事代の負担も軽減されることも嬉しい点ですよね。
さらに、自身で選んだ科目の試験監督を行うため、専門的な役割の仕事をすることも新鮮で興味深い経験になるといえるでしょう。